【日本株】過熱状態にあるも、日本株を支える構図は変わらない!
相場の格言で「節分天井・彼岸底」という言葉がありますが、そのような雰囲気を感じさせない相場が続いています。
日経平均株価は年初からの勢いが継続し、先週は一時37000円を超える水準まで上昇しました。
鈍化しているものの外国人投資家の買いが続いており、その恩恵を受ける大型株を中心に堅調に推移しており、トヨタ自動車(7203)に代表される、好決算銘柄も日本株相場をけん引しています。
先週の米国株も、FRB(米連邦準備制度理事会)が利下げを急がない意向を繰り返し示しているものの、ダウ平均とS&P500株価指数が連日で史上最高値を更新し、日本株相場の大きな下支えとなっています。
今週も引き続き、日本企業による決算発表が続きますが、底堅い展開が期待できそうです。
主だった経済指標の発表はありませんが、日本では2/15(木)の「10~12月期GDP」、米国では、2/13(木)の「1月消費者物価指数」、2/15(木)の「2月NY連銀製造業景気指数」はチェックしたいです。
さて、日経平均株価のチャート分析にはります。
【日経平均株価(日足チャート)】
※移動平均線は、25日(紫色)、75日(赤色)、200日(青色)を表示
※RSIのパラメータ値は14
日経平均株価は、昨年後半から意識されていた33800円近辺にあるレジスタンスラインが強いサポートラインでありますが、そこまでの下落は現状想定できず、〇〇ショックなどがない限り、目先のサポートは、25日移動平均線or35800円前後のサポートラインになります。
チャート上は25日、75日、200日移動平均線すべてが上向きており強い上昇トレンドにあり、非常に強い相場が続きそうです。
RSIは引き続き買われすぎと判断できる70%近辺にあるため、何か想定してない下落要因があった場合は要注意です。
<上昇要因>
・日本企業の10~12月決算が良かった場合
・米国株市場の非常に強い相場
・外国人投資家の継続的な日本株買い
・ローソク足が25日、75日、200日移動平均線の上にあり、移動平均線が全て上向いていること
<下落要因>
・RSIをはじめとしたオシレーター系指標において、買われ過ぎの水準にある
・日本株のPERは過去10年の平均値にあり、割安感は薄れている
・外国人投資家による、日本株買いの鈍化