【日本株】米エヌビディアの決算に注目!ダウ史上初の4万ドル超えで堅調な米国市場が下支え
先週は、3月期決算企業の発表が週の前半まででほぼ出揃い、どちらかというと米国の4月CPI、小売売上高の経済指標が注目され、いずれも株式市場にとっては風向きの良い内容となり、日経平均株価も底堅い展開となりました。
遠のいていたFRBの利下げ開始時期の想定が早まったこともあり、ダウ平均も史上初の4万ドルを突破し、米国市場の堅調さが日本株相場を下支えすることが今後も予想されます。
今週は、欧米市場の堅調な相場状況から、日経平均株価も上昇基調になりそうだが、5月22日にエヌビディアの1Qの決算が発表されます。
生成AI向け半導体需要の勢いが、その分野の最重要企業であるエヌビディアの業況を通じていかに示されるかが大きな焦点となり、日経平均株価の採用銘柄である東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)に大きな影響を与えるため、超注目です。
さて、日経平均株価のチャート分析にはります。
【日経平均株価(日足チャート)】
※移動平均線は、25日(紫色)、75日(赤色)、200日(青色)を表示
※RSIのパラメータ値は14
先週、米CPI通過後の上昇で25日、75日移動平均線を上回りました。
デッドクロスが発生していたため、CPIの結果次第では下落トレンドに突入する可能性もあったが、今週はこの移動平均線がサポートする形となります。
オシレーターのRSIはまだ買われ過ぎの水準である70%まできていないため、過熱感も見られません。
ただ、米国の株式市場に過熱感があるのは気になります。
移動平均線含め、幾つかサポートするラインはありますが、
大幅に下落した場合の下値目途は、4月19日に付けた36700円台となります。
<上昇要因>
・非常に堅調な米国株相場
・ローソク足が200日移動平均線の上にあり、長期的な上昇トレンドは変わらず
<下落要因>
・22日のエヌビディアの決算(1Q)発表次第で波乱が起きる
・想定外の為替変動