【日本株】27日衆院選への不安はあるものの、堅調な米国株市場と円安が日本株市場を支える!
先週は、4万円の大台にのせてものの、オランダのASMLホールディングの7~9月の同社の受注額の落ち込みによる半導体関連株の下落や、10月27日の衆院選での自民党への逆風による政局不安などが影響し、軟調な展開となりました。
ただし、39,000円近辺では買いの需要も強く、押し目買いも多く入っており、
為替も円安傾向にあり日本株には好影響を与えています。
今週は、日・米の主要企業の決算に影響される展開に入るでしょう。
また、投票日の27日まで1週間を切り、自民党が大敗することによる政局への不安は上値を抑える可能性があります。
チャート上は、この価格帯で踏みとどまれば非常に強い上昇トレンドを描くことができるが、そういった意味でも今週は重要な週になります。
今週は、米国では、米9月中古住宅販売件数、米9月新築住宅販売件数、米9月耐久財受注、ベージュブック(米地区連銀経済報告)が公表予定です。
日本では、23日に東京地下鉄(東証プライム 9023)が上場します。
久しぶりの大型上場で注目です。
さて、日経平均株価のチャート分析にはります。
【日経平均株価(日足チャート)】
※移動平均線は、25日(紫色)、75日(赤色)、200日(青色)を表示。
※RSIのパラメータ値は14。売られ過ぎ20%、買われ過ぎ80%で表示。
株価が3本の移動平均線の上にあり、3本とも上向きを示していることから強い相場を作り出しています。
下落の目途は、それぞれの移動平均線がサポートする形で、更に下がるようなことがあれば、
36,000円の節目あたりが下限となります。
上値は40,000円だが、その上は42,000円が見えてきます。
<上昇要因>
・ダウ史上最高値更新、堅調な米国株市場、
・円安傾向
・衆院選までは日本株買いのアノマリー
<下落要因>
・急激な為替変動(円高方面)
・米国の主要経済指標で悪化した場合
・緊迫化している中東情勢