【日本株】4年に一度の大統領選に注目!イベント通過で堅調に推移か?!

2024.11.05 Tue

【日本株】4年に一度の大統領選に注目!イベント通過で堅調に推移か?!

先週は、円安傾向が維持され、さらに衆院選の与党過半数割れから与野党協力への期待などもあり、日経平均株価は前半上昇しました。
その後、日銀の植田総裁による利上げに関して「時間的な余裕はある」という表現を封印したことで、あらためて追加利上げの可能性を市場に意識させたこともあり、後半は下落する局面となった。
大統領選を前に、一旦ポジションを外す動きも見られている。

さて、11月5日は4年に一度の大統領選で、トランプ前大統領(共和党)とハリス副大統領(民主党)のどちらになるか?
現在は、トランプ前大統領がやや有利であってその結果を織り込んでいるマーケットになっています。
前回トランプ氏が大統領になった時は、市場は動揺し大幅下落の後に大幅上昇するなど乱高下となったが、今回は仮にトランプ前大統領が選ばれた場合、イベント通過の安心感で、堅調に推移する可能性が高い。
どちらかというと、ハリス副大統領が選ばれた場合の方が、短期的なマーケットへの影響を与えそうであります。
トランプ氏が負けを受け入れない可能性もあり、混乱を要します。

今週から日本企業においては、決算発表が本格化します。

米国においては、7日にFOMCがあり、0.25ポイントの利下げが基本シナリオになっていますが、先行きの利下げ見通しを巡って、会合後のパウエルFRB議長の記者会見に注目が集まります。

さて、日経平均株価のチャート分析にはります。

【日経平均株価(日足チャート)】

※移動平均線は、25日(紫色)、75日(赤色)、200日(青色)を表示。
※RSIのパラメータ値は14。売られ過ぎ20%、買われ過ぎ80%で表示。

株価が、大統領選を前に200日移動平均線を挟んでの攻防となっており、今後上下どちらかの方向に大きく動く可能性を秘めています。

大きく下落した場合の目途は、36,000円の節目あたりが下限となり、
上昇する場合は上値として40,000円になります。

<上昇要因>
・堅調な米国株市場
・米ドル円は150円以上にあり円安傾向にある
・大統領選イベント通過による安心感

<下落要因>
・急激な為替変動(円高方面)
・大統領選の結果次第
・FOMCで利下げしなかった場合