【日本株】クリスマス休暇で閑散相場だが、個人の買い需要で上昇か。
先週は、日・米における金融政策の発表のあった重要な週でありました。
事前予想通り、日本は変更なしで、米国は3会合連続の0.25%の利下げを発表したが、当局者の会見において、FOMCでは来年における利下げペースが鈍化する見通しとなったことで、波乱要因となり米国株の下落が日本株にも影響を与える結果となった。
また、日銀の植田総裁の利上げに対する慎重な見方を示したことでドル円は一時157円台まで円安が進み、金融政策正常化が遠のいた印象となっている。
今のマーケットは円安=株高の関係は崩れていると判断しています。
さて、今週は先週のイベントが通過し、悪材料が出尽くしたイメージが強く、海外投資家の多くはクリスマス休暇に入り個人投資家が主体のマーケットになりそうです。
よって、大きく下がる要因も無いことから押し目は拾われ、どちらかというと上昇しやすい展開を想定します。
米国の経済指標では、20日に11月個人所得・支出、11月PCE(個人消費支出)デフレーター、24日に11月耐久財受注、11月新築住宅販売件数などがあり、国内では、24日に11月全国百貨店売上高、27日に11月失業率・有効求人倍率、18、19日の日銀会合の「主な意見」などがあります。
さて、日経平均株価のチャート分析にはります。
【日経平均株価(日足チャート)】
※移動平均線は、25日(紫色)、75日(赤色)、200日(青色)を表示。
※RSIのパラメータ値は14。売られ過ぎ20%、買われ過ぎ80%で表示。
日経平均株価のチャートは、引き続き3本の移動平均線が収縮しており、未だ方向感の見えづらい状況となっています。
この3本の線を大きく下回ると下落が加速することも考えられますが、その場合は節目となる38000円がサポートとなります。
また、上値は4万円。
RSIも50%前後をうろうろしており、方向感のない相場であることがよくわかります。
<上昇要因>
・NISA枠利用の駆け込み需要(12/26まで)
・米ドル円が円安傾向にあること
<下落要因>
・急激な為替変動(円高方面)
・3本の移動平均線を下回る