【日本株】今週は中銀ウィーク!イベント通過後はアク抜けか!?

2025.06.16 Mon

【日本株】今週は中銀ウィーク!イベント通過後はアク抜けか!?

先週は、6日の良好な米雇用統計をうけて堅調に推移したものの、イスラエルvsイランによる、中東の地政学リスクを背景にした原油相場の急上昇を受けてリスク回避の株売りが膨らみ、13日(金)の日経平均株価は一時600円安となるなど、下落。

トランプショック後の戻り相場において、38500円前後のレジスタンスラインをまたもや突破できず、抑えられた格好となりました。

 

米金融市場ではTACO(タコ)という造語がここ数週間で流行り出していました。

Trump Always Chickens Out(トランプ米大統領はいつもびびってやめる)の略語ですが、トランプ氏は厳しい高関税を課すと宣言して株価などが下落しても、結局尻込みして撤廃し株価が戻る(上昇する)現象が続いており、トランプ関税におけるリスクも先月と比較しても大分和らいできています。

 

今週は日米の中銀ウィークで、16-17日は日銀金融政策決定会合、18日はFOMCでどちらも政策金利は据え置きと予想されているが、次回以降のFRBの年内利下げ再開の確率を高めるような見方が増えればマーケットは好感しやすい。

 

また、日・米関税交渉については、1517日に開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)に併せて行われる日・米首脳会談で一定の合意を得ることが期待されており、好材料になる。

 

さて、日経平均株価のチャート分析にはります。

 

 

【日経平均株価(日足チャート)】

 

※移動平均線は、25日(紫色)、75日(赤色)、200日(青色)を表示。

※RSIのパラメータ値は14。売られ過ぎ20%、買われ過ぎ80%で表示。

 

日経平均株価は、200日移動平均線を前後に推移。

38500円のレジスタンスラインは、強いラインをして意識されています。

このラインを超えるには何か大きなきっかけが必要ですが、超えれば40000円が見えてきます。

下値の意識としては、各移動平均線になります。

 

RSI50%を超えて推移しており、買い方有利であることがわかります。

また、過熱感はまだ見られません。

 

 

<上昇要因>

・日・米関税交渉への期

TACOトレード

RSI50%超えて推移しており、買方有利

 

<下落要因>

・中東の地政学的リスク

・トランプ関税の不確実性、トランプ発言

・急激な高水準になった場合(140円を下回るなど)