【日本株】18日、19日の日銀金融政策会合を無事通過できるか?!
日銀の金融政策決定会合が18日、19日に開かれます。米連邦準備理事会(FRB)は、先週の12日、13日に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で3会合連続の上げを見送りました。参加者の政策金利予想では、2024年中に3回分の利下げを想定し、2022年3月から続けてきた利上げは事実上、終結したと考えられます。その結果、米ドル円は一時140台の円高となり、日経平均も重い展開となっています。
更に、日本においては自民党5派閥の政治資金パーティー収入問題に端を発する国政の不透明感が株売りに拍車をかけており、外国人投資家の売り越しが続いています。
一方で、先週の米株式市場でダウ工業株30種平均は7日続伸しました。3万7305ドルで終え、連日で史上最高値を更新しています。利下げへの期待から買いが途切れない状況が続いており、一段高に向けて、大量の待機資金の動向がカギを握っています。
さて、日経平均株価のチャート分析にはります。
※移動平均線は、25日、75日、200日を表示
※MACDのパラメータ値は、短期EMAが12、長期EMAが26、MACDシグナルが9
先週は、25日移動平均線を下回る展開となり、下落基調となっています。ただし、75日移動平均線は維持している状況で、万が一75日移動平均線を下回るような場合は、上昇トレンドへの転換に時間を要する可能性がでてくるため、注意したい点です。
まずは、上昇トレンドを回復するためには、終値で25日移動平均線上を回復して維持する必要があると思われます。
MACDは、12月にMACD線とMACDシグナル線でデッドクロスを形成しており、引き続き下落基調を示唆しています。
<上昇要因>
・18日、19日の日銀金融政策決定会合が無事通過されること
・堅調な米国株市場
・75日移動平均線を上回っている
<下落要因>
・政治資金パーティー収入問題による政局不安
・急激な円高
・25日移動平均線を下回っている
・MACDは引き続き下落基調