【日本株】半導体世界大手のエヌビディアの決算に注目!値がさハイテク株の動きがカギ
先週は、ジャクソンホールでの講演内容を見極めたいとする様子見ムードが強かったこともあり、この1か月間の暴落や暴騰などがあった激しい相場変動から一転して、小動きの展開となり底堅い週でした。
結局、波乱が起きるような発言等はなく、パウエル議長は、主要政策金利を引き下げる時が来たと述べ、連邦公開市場委員会(FOMC)が9月に利下げを開始するとの見通しを裏付けたほか、労働市場のさらなる冷え込みを防ぐ意図を明確にしました。
概ね予想通りの展開ではあったものの、もちろん米国市場においては、楽観的なムードになりつつあります。
今週は、なんといっても半導体世界大手のエヌビディアの5月~7月決算に注目が集まっています。足元は日経平均株価へのインパクトの大きい値がさハイテク株の不安定な値動きが続いていますが、決算の内容次第では、東京エレクトロンなどを見直す展開となり、日経平均株価が押し上げられる可能性もあるでしょう。
日本においては、主だったイベントはなく、やはり米国の経済指標に注目です。26日に7月耐久財受注、27日に8月消費者信頼感指数、29日に新規失業保険申請件数、4-6月期GDP、30日に7月PCEデフレーター、7月個人所得・および支出、などの発表が予定されています。
さて、日経平均株価のチャート分析にはります。
【日経平均株価(日足チャート)】
※移動平均線は、25日(紫色)、75日(赤色)、200日(青色)を表示。
※RSIのパラメータ値は14。売られ過ぎ20%、買われ過ぎ80%で表示。
月初の暴落からの戻りも一服している状況ではあるが、まずは75日移動平均線を上回るかに注目する必要があります。
200日移動平均線の上に位置しており、長期的には上向きでわることには変わりありません。
RSIは50%を回復しているため売られ過ぎでも、買われ過ぎでもない状況にあります。
下落した場合のサポートは200日移動平均線になります。
<上昇要因>
・米国の9月利下げ観測
・200日移動平均線を上回り長期上昇トレンド
・日米の良好な決算
<下落要因>
・急激な為替変動(円高方面)
・エヌビディアの悪い決算
・海外の地政学的リスク