チャートパターン

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チャートパターン相場転換か?継続か?「チャートパターン」

チャートパターン

チャートパターンは、「フォーメーション分析」とも呼ばれ、 トレンドが反転または継続する場合に現れる特徴的なチャートの形から、今後の株価の値動きを予測する分析手法です。

1.チャートパターンとは?

チャートパターンは、サポートラインやレジスタンスラインのように、チャート上へ線を引き、そのいくつかのチャート形状から相場を予測します。特殊な計算方法を利用してチャート上に表示する、移動平均線やMACDとは違います。 また、チャートパターンには「転換型」と「保ち合い型」の2種類があります。

チャートパターンは、トレンドの反転や継続を予測できるだけではなく、トレンド転換から価格がどの程度動くかも予測できるメリットがありますね。

2.転換型チャートパターンの種類

「転換型(リバーサルパターン)」は、主に高値圏や安値圏で発生し、トレンド反転を示唆します。

転換型の代表的なチャートパターンは、以下があります。

①ダブル・トップ/ダブル・ボトム
②トリプル・トップ/トリプル・ボトム
③ヘッド&ショルダーズ・トップ/ヘッド&ショルダーズ・ボトム
④ソーサー・トップ/ソーサー・ボトム

■トレンド転換後の価格予測について

「転換型」のメリットとして、トレンド転換から価格がどの程度動くのかを予測できます。たとえば上昇トレンドが終わって下落トレンドに転換した際に、どのくらいの値幅を下落していくかの目安を立てられます。

以下のローソク足チャートから、チャートパターンを活用し下落幅を予測する例を見てみましょう。 ダブル・トップが完成し、下落に転じた場面です。ダブル・トップは、ネックラインを終値ベースで割り込んだタイミングで完成です。


一般的にダブル・トップの2番天井からネックラインまでの下落幅と、トレンド転換後に下落する同等の値幅を目標値として考えます。

ダブル・トップ/ダブル・ボトム

ダブル・トップ

ダブル・トップは、上昇トレンドの終わりに出現する「M」型のチャートパターンです。2回高値を付けることから、ダブル・トップと言われています。

ダブル・トップは2度高値に挑戦し、どちらも失敗しています。 これ以上、上昇する力が残っていないので、相場の天井を表します。

ネックライン(1番天井を形成した後の安値)を超えて、はじめて下落トレンドへ転換した(売りシグナル発生)と判断でき、ダブル・トップが完成され、その後は、レンジ相場もしくは下落トレンドに転換する可能性が高いと考えます。

ダブル・ボトム

ダブル・ボトムは、下落トレンドの終わりに出現する「W」型のチャートパターンです。2回安値を付けることから、ダブル・ボトムと言われています。

ダブル・ボトムは2度安値に挑戦し、どちらも失敗しています。 これ以上、下落する力が残っていないので、相場の底を表します。

ネックライン(1番底を形成した後の高値)を超えて、はじめて上昇トレンドへ転換した(買いシグナル発生)と判断でき、ダブル・ボトムが完成され、その後は、レンジ相場もしくは上昇トレンドに転換する可能性が高いです。

トリプル・トップ/トリプル・ボトム

トリプル・トップ

トリプル・トップは、上昇トレンドの終わりに出現し、ダブル・トップと似たような形ですが、3回高値を付けることから、トリプル・トップと言われています。

ネックライン(2番天井を形成した後の安値)を超えて、はじめて下落トレンドへ転換した(売りシグナル発生)と判断でき、トリプル・トップが完成され、その後は、レンジ相場もしくは下落トレンドに転換する可能性が高いと考えます。

トリプル・ボトム

トリプル・ボトムは、下落トレンドの終わりに出現し、ダブル・ボトムと似たような形ですが、3回安値を付けることから、トリプル・ボトムと言われています。

ネックライン(2番底を形成した後の高値)を超えて、はじめて上昇トレンドへ転換した(買いシグナル発生)と判断でき、トリプル・ボトムが完成され、その後は、レンジ相場もしくは上昇トレンドに転換する可能性が高いと考えます。

「トリプル・トップ/トリプル・ボトム」は、過去のチャートから探してみてもなかなか出現しないのと、綺麗な形も稀です。よって、強い転換パターンであると判断もできますが、「ダブル・トップ/ダブル・ボトム」の方が、出現頻度が高く実用的ですね。

ヘッドアンドショルダーズ・トップ/ヘッドアンドショルダーズ・ボトム

ヘッドアンドショルダーズ・トップ

ヘッドアンドショルダーズ・トップは、上昇トレンドの終わりに出現し、両脇の山が肩、真ん中の山が頭というように見えることから、ヘッドアンドショルダーズ・トップと名付けられていますが、日本では釈迦の左右に菩薩が配置された三尊像に似ていることから「三尊」とも呼んでいます。

左肩から頭部へは高値を切り上げるも、頭部から右肩へは高値を切り下げてしまった形で、上昇の勢いの減退を示します。その後、ネックラインを下回れば、ヘッド&ショルダーズ・トップの完成となり、下落トレンドに転換すると予測します。

ヘッドアンドショルダーズ・ボトム

ヘッドアンドショルダーズ・ボトムは、下落トレンドの終わりに出現し、ヘッドアンドショルダーズトップの逆になり、「逆三尊」とも呼んでいます。

左の安値から中央の安値まで切り下げるも、その次には安値を切り上げてしまった形で、下落の勢いの減退を示します。 その後、ネックラインを越えればヘッド&ショルダーズ・ボトムの完成となり、上昇トレンドに転換すると予測します。

ソーサー・トップ/ソーサー・ボトム

ソーサー・トップ

ソーサー・トップは、高値圏で比較的長い期間もみ合いが続いた後、下落に転じるチャートパターンです。受け皿(ソーサー)のような形をしており、天井圏でのソーサートップを「団子天井」とも呼びます。

緩やかに上昇し、目立った反落もなく横ばいトレンドに転じ、徐々に上値を切り下げ、やがて出来高の増加を伴う明らかな下落をいったん見せるが、その下落が一服するとプラットフォーム(短期的な保ち合い)を形成してします。ソーサー・トップは、このプラットフォームの安値(ネックライン)を下回った段階で完成となり本格的な下落トレンドと判断します。

ソーサー・ボトム

ソーサー・ボトムは、安値圏で比較的長い期間もみ合いが続いた後、上昇に転じるチャートパターンです。受け皿が安値圏で発生するので「なべ底」とも呼びます。

緩やかなに下落し、目立った上昇もなく横ばいトレンドに転じ、徐々に下値を切り上げ、やがて出来高の増加を伴う明らかな上昇をいったん見せるが、その上昇が一服するとプラットフォーム(短期的な保ち合い)を形成してします。ソーサー・ボトムは、このプラットフォームの高値(ネックライン)を上回った段階で完成となり本格的な上昇トレンドと判断します。

3.保ち合い型チャートパターンの種類

「保ち合い型」は、主にトレンドが小休止する局面で発生し、次の動きでトレンドへ回帰していくことを示します。

持ち合い型の代表的なチャートパターンは、以下があります。

①三角保ち合い
②上昇ウェッジ/下降ウェッジ
③上昇フラッグ/下降フラッグ
④レクタングル(ボックス型)

三角保ち合い

値動きの幅がどんどん小さくなって、高値を結んだライン(上値の抵抗線)と安値を結んだライン(下値の支持線)が三角形になるのが、「三角保ち合い(もちあい)」です。

 次第に、価格が上にも下にも大きく動かなくなり、三角保ち合いが煮詰まったときに、株価は上下のどちらかに大きく動く可能性が高いと考えられ、三角保ち合いの代表的なチャートパターンは、以下3つあります。

上昇三角持ち合い

上昇三角保ち合いは、徐々に下値を切り上げるサポートラインと、レジスタンスラインによって上値が抑えられ新高値をつけることができない状況において、レンジ内でのもみ合いによって三角形を作っていくパターンのことを言います。「強気の三角保ち合い」「アセンディング・トライアングル」などとも呼ばれています。買い優勢によって起きるパターンなので、ブレイクした際に上昇へ向かう確率が高くなります。

下降三角持ち合い

下降三角保ち合いは、徐々に高値を切り下げるレジスタンスラインと、サポートラインによって下値が抑えられ新安値をつけることができない状況において、レンジ内でのもみ合いによって三角形を作っていくパターンのことを言います。「弱気の三角保ち合い」「ディセンディング・トライアングル」などとも呼ばれています。売り優勢によって起きるパターンなので、ブレイクした際に下落へ向かう確率が高くなります。

均衡三角持ち合い

均衡三角保ち合いは、比較的綺麗な二等辺三角形となるのが“均衡している三角保合い”です。 高値が徐々に切り下がると同時に、安値が徐々に切り上がってくることで振幅が小さくなる形です。「シンメトリカル・トライアングル」などとも呼ばれています。 上下どちらに動くかわからないのですが、上下どちらかにブレイクアウトすればそのタイミングが売買タイミングになります。上放れすれば買いシグナルになりますし、下放れすれば売りシグナルになります。

上昇ウェッジ/下降ウェッジ

ウェッジは「くさび形」という意味があり、チャートを見たときに先端がとがっていく形を形成していきます。ウェッジには上昇ウェッジと下降ウェッジの2種類があり、ウェッジが先細るにつれて出来高が減少していき、三角保合いの変化形になります。

上昇ウェッジ

上昇ウェッジは、価格の上下動の幅が徐々に小さくなりながら上向きの三角形ができる三角保合いです。 上昇ウェッジは上向きだから、上昇トレンドで買いと見られがちですが、実は逆で、上昇ウェッジは下落トレンドを示唆するサインとなります。ただし、そのように機能するためには、出現位置が重要になります。上昇ウェッジが天井圏で出現してはじめて下落トレンドを示唆し、サポートラインを下回ったタイミングで売りシグナルとなります。

下降ウェッジ

下降ウェッジは、価格の上下動の幅が徐々に小さくなりながら下向きの三角形ができる三角保合いです。 下降ウェッジは下向きですが、上昇トレンドを示唆するサインとなります。よって、安値圏での出現ではじめて上昇トレンドを示し、レジスタンスを上回ったタイミングで買いシグナルとなります。

上昇フラッグ/下降フラッグ

フラッグは、上昇ウェッジや下降ウェッジに似たような形ですが、チャートの形が旗のように見えることから、名付けられています。フラッグには上昇フラッグと下降フラッグの2種類があり、上下の向きの2本の平行線の間を行き来するような保ち合いの形状です。

上昇フラッグ

上昇フラッグは、上昇トレンドの継続を分析します。レジスタンスラインとサポートラインが右下がりの斜め平行線となっているため、一見、下がるように見えるのが特徴です。レジスタンスラインを上抜けたら、再度価格が上昇する可能性があると判断し、買いシグナルとなります。

下降フラッグ

下降フラッグは、下落トレンドの継続を分析します。レジスタンスラインとサポートラインが右上がりの斜め平行線となっているため、一見、上がるがるように見えるのが特徴です。サポートラインを下回ったら、再度価格が下落する可能性があると判断し、売りシグナルとなります。

レジスタンスラインとサポートラインの平行線の間を価格が横ばいに動く「もみ合い相場」のチャートパターンもあり、ボックス(長方形)型で、このパターンもよく発生します。

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