【日本株】イランへの攻撃長期化による原油高で株価は大幅下落。売られすぎの水準では反発!
<先週の動き>
先週は、米国とイスラエルによるイランへの攻撃を受け、世界の市場は一時混乱し、日経平均株価も大きく下落しました。
しかし、週後半には下値を固める展開となり、投資家が徐々に冷静さを取り戻した状況でした。
イランによるホルムズ海峡封鎖が実現した場合、市況へのインパクトは非常に大きくなります。原油価格の高騰はインフレを招き、株式市場への影響も避けられません。
<今週の動き>
今週の株式市場は、大幅安でスタートしている。
先週金曜日に発表された米国の雇用統計では、非農業部門雇用者数が市場予想に反して大きく減少し、失業率も上昇した。これを受けて米国株式市場は下落し、リスク回避姿勢が強まっている。
また、イランを巡る地政学リスクも市場心理を悪化させている。前週末時点では早期終結への期待も残っていたが、足元では楽観的な見方は大きく後退している。
攻撃が長期化する可能性も意識されており、WTI原油先物は先週から急伸している。
原油価格の上昇はインフレ圧力を高める要因となる一方、景気減速懸念も強めることから、スタグフレーションへの警戒感が徐々に高まりつつある。
日経平均株価は、いわゆる「高市トレード」によって短期間で上昇していた反動もあり、下落幅が拡大している。
相場は往々にしてオーバーシュートしやすい点には留意が必要である。
テクニカル面では、昨年4月の「トランプ関税ショック」時にはRSIが20%を下回る水準まで低下した経緯がある。
同様の水準を念頭に置くと、短期的にはなお下値余地が残されている可能性があり、当面はボラティリティの高い展開が想定される。
今週の米国経済指標では、2月中古住宅販売件数、2月CPI(消費者物価指数)、1月貿易収支、1月個人消費支出デフレーター、1月耐久財受注(速報値)などが注目材料となる。
【日経平均株価(日足チャート)】
※移動平均線は、25日(緑色)、75日(赤色)、200日(紫色)を表示。
※RSIのパラメータ値は14。売られ過ぎ20%、買われ過ぎ80%で表示。
日経平均株価は、75日移動平均線を下回る水準となっており、短中期的な上昇トレンドのチャートは崩れた形となっています。
ただし、依然として200日移動平均線の上に位置しており、長期的な上昇トレンド自体は維持されています。
今後の焦点は、どこまで下落するかという点になります。
オシレーター系指標であるRSIを見ると、まだ下落余地が残っている状況であり、さらなる下押しには注意が必要です。
下値の目安としては、まず50,000円の節目が意識されます。
さらに下落する場合には、200日移動平均線付近の46,600円前後が次の下値目処になると考えられます。
<上昇要因>
・イラン戦争の短期終結
・RSIで売られすぎの水準20%あたりでの反発
<下落要因>
・イラン戦争の短期化による更なる原油高
・急激な円高






