【日本株】今年最後の「中銀ウィーク」!事前予想通りであればアク抜けでレンジを超えるか。
先週は、今週の「中銀ウィーク」の前に想定通り、レンジ内での相場展開となりました。
日経平均株価が取引時間中としては約2ヵ月ぶりとなる4万円台を回復する場面もありましたが、勢い続かず週末を迎えることになった。
今週は、今年最後の金融政策の発表があるが、まず米国における18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、先週11日の米CPIの結果が予想通りだったことで利下げ観測が強まり、0.25%の利下げの可能性が高い。
また、19日の日銀金融政策決定会合では、利上げを急がないとの見方から政策金利は据え置きが予想されています。
更に、スウェーデン中銀、ノルウェー中銀、イングランド銀行(英中銀)でも発表があり、まさに「中銀ウィーク」だ。
上記の予想通りで、今年最後のビッグイベントが通過するようであれば、
あく抜け感が出ることと、ブラックフライデーも好調だったとされる米国の株高が支援材料となり、日本株も4万円を超える展開が期待できそうです。
経済指標では、日本では20日の11月消費者物価、米国では、17日の11月小売売上高や11月個人所得・個人支出・デフレーターがあり、物価関連指標として注目となります。
さて、日経平均株価のチャート分析にはります。
【日経平均株価(日足チャート)】
※移動平均線は、25日(紫色)、75日(赤色)、200日(青色)を表示
※RSIのパラメータ値は14
日経平均株価のチャートは、ローソク足が3本の移動平均線の上に位置しており、強い相場にみえるが、3本の移動平均線が収縮しており、トレンドは形成されていない状況です。
RSIも50%を超えており買い方優勢となっています。
上値は4万円を大きく超えれば、レンジを上抜けるため、41000円、更に7月の42000円越えを目指すことになる。
下値は、各移動平均線となり、更に下回った場合はレンジの底となる赤線の37700円近辺となります。
<上昇要因>
・米国株市場の強い相場
・円安傾向にある
・日銀の据え置きとFOMCでの利下げ
<下落要因>
・急激な為替変動(円高方面)
・日経平均株価に割安感はない
・日銀の利上げ発表