2025.06.02 Mon
【日本株】米雇用統計前に様子見ムードか?もみあい相場を想定

先週は、米エヌビディアの2~4月決算に注目が集まりました。
データセンター向け半導体の旺盛な需要を背景に売上高が市場予想を上回りました。
売上高441億ドル、前年同期比+69%、前期比+12%という結果は、改めて世界における最優位的な立場にあることを印象づける内容となりました。
日経平均株価も38000円を超え、トランプショック後の戻り高値まで上昇しました。
今週は、米国で雇用統計の発表があります。
他に大きな材料が見当たらない中、雇用統計の結果を見極めたいムードが広がりそうです。米・中対立についての懸念も引き続き生じており、模様眺めとなる可能性が高い。
他、経済指標では6月2日に5月ISM製造業景況感指数、4日に5月ADP雇用統計、5月ISM非製造業景況感指数、ベージュブック(米地区連銀経済報告)、5日には4月貿易収支などが発表されます。
さて、日経平均株価のチャート分析にはります。
【日経平均株価(日足チャート)】
※移動平均線は、25日(紫色)、75日(赤色)、200日(青色)を表示。
※RSIのパラメータ値は14。売られ過ぎ20%、買われ過ぎ80%で表示。
25日、75日、200日移動平均線の上にあり、強い上昇傾向にあります。
ただし、5月のチャート形成はダブルトップを形成しているようにも見えるため、注視が必要です。
200日移動平均線を挟んでの展開が想定されそうで、下値は25日、75日移動平均線がサポートとなり、5月の高値38400円あたりが上値を抑えそうです。
<上昇要因>
・トランプ関税への懸念後退
・米中対立の緩和
<下落要因>
・米・中対立の悪化
・急激な円高