【日本株】円高警戒も底堅く、エヌビディアの決算発表に注目!

先週は、5月21日のNY市場では米金利が大きく上昇したにもかかわらず、米ドルが下落に向かう悪い金利上昇が起こり、株、債券、ドルのトリプル安などがあり、米国株市場は軟調に推移し、為替も円高に振れたことから、日本株市場も軟調に推移しました。
ただ、相場自体は底堅く75日移動平均線がサポートしました。
今週は、何といってもエヌビディアの2~4月決算が28日に発表されます。
以前ほどの注目はされていないものの、大きな材料になります。
前回の決算では好業績にも関わらず市場の反応は非常に厳しく、日本の半導体関連銘柄下落。
今回も、市場予想を上回る決算でなければ、厳しい反応が見込まれ日本株にも影響を与えますので要注視です。
経済指標では、27日に米5月消費者信頼感指数、28日に5月開催分FOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨公表、29日に米GDP(国内総生産)改定値、30日に米PCE(個人消費支出)デフレーターなどが発表されます。
26日の朝に、「トランプ米大統領が欧州委員会のフォンデアライエン委員長との電話会談後、EUに対する50%の関税発動期限を7月9日まで延長すると表明した」という報道もあり、週初は延長の表明を受けて日・米ともに堅調に推移しそうです。
さて、日経平均株価のチャート分析にはります。
【日経平均株価(日足チャート)】
※移動平均線は、25日(紫色)、75日(赤色)、200日(青色)を表示。
※RSIのパラメータ値は14。売られ過ぎ20%、買われ過ぎ80%で表示。
日経平均株価は、25日移動平均線は完全に上昇トレンドを示唆しており、先週の下落も75日移動平均線がサポートしていることから、今週は200日移動平均線を超えて推移するかに注目です。
下落は、25日移動平均線や節目となる36000円。
上昇は、200日を超えれば次は40000円が見えてきます。
<上昇要因>
・EUに対する関税発動時期の延長
・エヌビディアの超好決算であった場合
・25、75日移動平均線の上にある
<下落要因>
・トランプ関税の不確実性、トランプ発言
・急激な高水準になった場合(140円を下回るなど)
・セルインメイ(相場格言)