【日本株】堅調な米国市場と円安で日本株市場も上昇傾向!

先週は、自民党総裁選にて石橋氏当選で週初は暴落で始まるも、日銀の追加利上げを容認するとみられていた石破新首相が2日には、その環境にはないとことを発言したことで円安・株高につながり、更に堅調な米国株市場を背景に、下落も一時的となり反転上昇となりました。
ただ、衆院解散・総選挙の実施時期や裏金議員を公認するなど当初の方向性を覆し石破政権には、世論も厳しい状況にあり、10月27日に投開票される衆議院議員選は波乱含みとなりそうだ。
また、地政学的リスクとして、中東ではイスラエルがイランへの報復攻撃を実施する観測が高まり、一時的に株式市場に影響を与えました。
今後注視する必要があります。
4日発表の9月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比25万4000人増と6カ月ぶりの大幅増となり、失業率は予想外に低下した。米金融当局の次の利下げ幅に関する市場の見方が修正され、米長期金利が大幅に上昇し、現在の円安傾向は日本株市場にとって非常に追い風です。
今週の米経済指標では、米9月CPI(消費者物価指数)やPPI(生産者物価指数)が注目され、インフレ動向については注目したいところです。
さて、日経平均株価のチャート分析にはります。
【日経平均株価(日足チャート)】
※移動平均線は、25日(紫色)、75日(赤色)、200日(青色)を表示。
※RSIのパラメータ値は14。売られ過ぎ20%、買われ過ぎ80%で表示。
移動平均線を挟んでの展開となっていたが、現在は3本の移動平均線の上にあり強めの相場になってはいるが、トレンドが安定しているわけではないので、注意は必要です。
下落した場合、それぞれの移動平均線がサポートする形で、更に下がるようなことがあれば、
36,000円の節目あたりが下限となります。
上値は40,000円の節目が一つあります。
<上昇要因>
・良好な米雇用統計の結果を背景に、堅調な米国株市場、
・ダウ最高値更新
・円安傾向
<下落要因>
・急激な為替変動(円高方面)
・米国の主要経済指標で悪化した場合
・200日移動平均線を下回った場合