【日本株】現地20日のエヌビディアの決算で相場の流れを変えられるかに注目!
先週は米国株相場が軟調に推移したことが主要因で、日経平均株価も下落基調となりました。
米大統領選後の「トランプ・トレード」で上昇した分がほぼ帳消しとなっています。
来年1月からのトランプ次期政権はオール共和党で進めることになりますが、外交トップの国務長官に対中強硬派の起用をうちだすなど、要職の人選には期待よりも、不安の方が大きく下落の要因となっている。
日本では決算発表も終盤を迎えメガバンクの好決算が、何とか日本株市場盛り上げています。
パウエルFRB議長が追加利下げを急がない考えを明らかにしたことで、
米金利の上昇傾向と日銀の追加利上げの可能性から、銀行や保険など金融セクターが今後更に注目が集まりそうです。
さて、今週はなんといっても現地20日にエヌビディアの決算があります。
エヌビディアの値動きは日本の半導体セクターに大きな影響を与えやすいため、決算内容に要注目です。
また、為替にも注目でこの円安水準が更に進むようだと為替介入も想定することになりますし、
日銀の追加利上げに踏み切りやすくなり、上値を重たくする要因になってしまいます。
米国の経済指標では、19日に米10月住宅着工件数、米10月建設許可件数、21日米10月中古住宅販売件数など。
さて、日経平均株価のチャート分析にはります。
【日経平均株価(日足チャート)】
※移動平均線は、25日(紫色)、75日(赤色)、200日(青色)を表示
※RSIのパラメータ値は14
日経平均株価のチャートは、3本の移動平均線の中で推移している強弱がない状況となっています。
200日移動平均線が一つポイントになりますが、このレンジ相場の中ではあまり機能しない可能性が高いです。
上値は4万円、下値は75日移動平均線あたりとなります。
RSIも50%前後をうろうろしており、方向感のない相場であることがよくわかります。
このような相場の時は、何かのきっかけで上下に大きく振れる可能性がありますので、注目です。
<上昇要因>
・米国株市場の強い相場
・円安傾向にある
・金融セクターの牽引
・エヌビディアの決算次第
<下落要因>
・急激な為替変動(円高方面)
・日経平均株価に割安感はない