【日本株】堅調な米国株市場が牽引するも、急激な円高には要注意!

2024.12.02 Mon

【日本株】堅調な米国株市場が牽引するも、急激な円高には要注意!

先週は、トランプ次期大統領のSNSで、中国からの全輸入品に10%の追加関税を課すことや、カナダとメキシコからのすべての輸入品に25%の関税を課すと投稿したことで、リスク回避のリスク回避の動きとなったことや、一時150円を割る円高になったことで、上値の重い展開となりました。

今週は、米国の感謝際が終わり、クリスマス・ラリーに突入といきたいところだが、物価高の影響で、昨年よりも小売販売が落ち込むのでは?という意見もあるが期待したいところ。

また、米国の経済指標においては、3日にISM製造業景気指数、4日はADP雇用レポート、ベージュブック(米地区連銀経済報告)、5日にISM非製造業景気指数、新規失業保険申請件数、金曜日の6日には雇用統計が発表されます。
FOMCを占うデータが揃っており、FRB(米連邦準備制度理事会)の利下げに関する材料となりますので、注視したい。

日本株では、今月の利上げも予想されていることから10年債利回りが1%超える水準にあり、引き続き銀行株に注目が集まりそうだ。

さて、日経平均株価のチャート分析にはります。
【日経平均株価(日足チャート)】

※移動平均線は、25日(紫色)、75日(赤色)、200日(青色)を表示。
※RSIのパラメータ値は14。売られ過ぎ20%、買われ過ぎ80%で表示。

日経平均株価のチャートは、3本の移動平均線の中で推移している強弱がない状況となっています。
トレンドが出ていないため、引き続き移動平均線が機能しない可能性が高いです。
3本の移動平均線を超えて時間が経過すれば上昇トレンドとなりますが、程遠い状況です。

上値は200日移動平均線で更に上昇した場合は40,000円。
下値は10月下旬の37,500円あたりと更なる下落は節目の37,000円、36,000円となります。
RSIも50%前後をうろうろしており、方向感のない相場であることがよくわかります。

<上昇要因>
・堅調な米国株市場とクリスマス・ラリー
・米ドル円が150円近辺にあり引き続き円安傾向にある

<下落要因>
・急激な為替変動(円高方面)
・ロシア、ウクライナ情勢における地政学的リスク