【日本株】200日移動平均線を再度超えていくか。円高警戒も底堅い

2025.05.20 Tue

【日本株】200日移動平均線を再度超えていくか。円高警戒も底堅い

先週は、米国と中国が、スイスで行われた貿易協議での合意を受けて、日本時間の14日のお昼過ぎに、これまで互いに課していた追加関税を115%引き下げ、引き下げた関税のうち、24%については撤廃ではなく90日間の停止となっていて、両国は今後、アメリカが求める貿易赤字の解消などに向けて協議を進めることになり、週中までにはリスクオンによる円安と株高が継続されたものの、その後は、日銀の利上げ観測の再燃がドル高の軟化を加速させ、日経平均株価の上値が重くなる展開となりました。

 

200日移動平均線を一時超えるほどまで、日経平均株株価は回復し思っていたよりも早くこの水準になったことに、少し驚きを覚えます。

ただ、決算発表がピークを迎えていたことから、ドル高の軟化もあり利益確定の売りが優勢になり、突き抜けるほどの上昇にはなっていません。

 

今週は、短期的な過熱を冷ます動きが続く可能性はありますが、底堅い展開が想定されます。

 

引き続きトランプ大統領の発言等により、振り回される可能性はあり円高も懸念ではありますが、調整局面においては押し目買いを狙うスタンスが好ましいです。

 

さて、日経平均株価のチャート分析にはります。

【日経平均株価(日足チャート)】

※移動平均線は、25日(紫色)、75日(赤色)、200日(青色)を表示。

RSIのパラメータ値は14。売られ過ぎ20%、買われ過ぎ80%で表示。

 

日経平均株価は、一時的に200日移動平均線を上回るも勢いよく上昇したこともあり調整しています。

25日、75日移動平均線よりも上にあるので、まずは200日移動平均線を改めて超えていくかに注目です。

ただ、このラインを超えて40000円以上になるにはもうすし、材料と時間が必要になりそうです。

下値は、75日移動平均線と25日移動平均線(36000円)となります。

  

 

<上昇要因>

・米中貿易戦争の落ちつき

2575日移動平均線の上にある

 

<下落要因>

・トランプ関税の不確実性、トランプ発言

・急激な高水準になった場合(140円を下回るなど)