【日本株】中銀week!FRBの4年半ぶり利下げは波乱含みで要注意
先週は、戻りを試すも根強い米国景気の先行き不透明感や、円高への懸念から上値の重い展開となった。
もちろん、11月5日の米国大統領選や、日本においては次期首相を決める自民党の総裁選が控えていることで、方向感を掴むのが難しい状況にあるが、やはり今週17〜18日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)は非常に注目だ。
今回は4年半ぶりの利下げが確実視されて、恐らく0.25%となるが、一部で0.5%も予想されており割れています。
米国株においては、ハイテク株などの支えになるものの、
日本株への影響として、もし、0.25%であれば円安方向になり外需関連株に投資マネーが戻りそうで、日経平均株価にはプラスに働くが、0.5%だった場合は更なる円高も否定できず、日本株とっては厳しい展開になりそうだ。
日本でも、19〜20日の日銀金融政策決定会合では金融政策の現状維持を予想する声が多い。
但し、日米金融政策の方向性の違いや温度差があるようなコメントが出てくると日米金利差の縮小が意識され、円高圧力になりかねない。
その他の指標発表では、米国で、米9月ニューヨーク連銀製造業景況指数、米8月小売売上高、米8月鉱工業生産、米8月中古住宅販売件数などが予定されている。
さて、日経平均株価のチャート分析にはります。
【日経平均株価(日足チャート)】
※移動平均線は、25日(紫色)、75日(赤色)、200日(青色)を表示。
※RSIのパラメータ値は14。売られ過ぎ20%、買われ過ぎ80%で表示。
25日、75日、200日移動平均線を下回ったことで、弱い相場を示すことになっています。
目先は200日移動平均線がレジスタンスラインになります。
下値は35000円の節目や34000円までを想定しますが、万が一RSIが20%近辺まで下がった場合、大きな反発が期待できす。
<上昇要因>
・米国の利下げを背景に、堅調な米国株市場に
・FOMCに利下げが0.25%だった場合
<下落要因>
・急激な為替変動(円高方面)
・3本の移動平均線を下回っている
・FOMCに利下げが0.5%だった場合