【日本株】ダウ最高値更新で日本株に追い風も、自民党総裁選が波乱含み!
先週は、米国のFRBが 0.25%ではなく0.5%の利下げを発表したが、今後の利下げペースは鈍化する可能性が示唆されたことから、円高が是正され円安方向に動いたことがきっかけで、日本株相場は堅調に上昇しました。
米国株も、4年半ぶりに利下げに転じ、更に0.5%だったことで、米国経済が軟着陸(ソフトランディング)に向かうとの観測が引き続き買いを誘い、ダウが連日高値を更新するなど、日本株上昇の牽引役となっています。
また、日銀が20日まで開いた金融政策決定会合では、政策金利0.25%程度の据え置きを決め、更に、追加利上げを判断するための時間的余裕ができたと引き締めを急がない考えをにじませたことも、円安要因となった。
先週のイベントで、雰囲気が一変し大幅上昇となったことで200日移動平均線も改めて超え、期待をにじませる展開となっている。
今週は、何といって27日の自民党総裁選に注目が集まる。
自民党総裁選は事実上の首相選びとなるだけに、今後の相場へのインパクトは大きいです。
小泉進次郎元環境相、石破茂元幹事長、高市早苗経済安全保障相の3氏が上位を競い合っているとの見方が多く、この中では、アベノミクスの継承者との見方があり、低金利政策による円安・株高が期待できる高市氏になれば上昇機運は高まると考えます。
米国の経済指標では、24日に米9月消費者信頼感指数、26日に米4~6月期GDP確定値、27日に米個人消費支出(PCE)物価指数が発表され、注目したい。
さて、日経平均株価のチャート分析にはります。
【日経平均株価(日足チャート)】
※移動平均線は、25日(紫色)、75日(赤色)、200日(青色)を表示。
※RSIのパラメータ値は14。売られ過ぎ20%、買われ過ぎ80%で表示。
200日移動平均線を上回ったことで、上昇に転じる可能性が高くなっています。
目先は75日移動平均線がレジスタンスラインになります。
大きく上昇した場合は、4万円の節目も意識されるラインに。
下値は200日移動平均線や、25日移動平均線になります。
<上昇要因>
・米国の利下げを背景に、堅調な米国株市場、
・ダウ最高値更新
・自民党総裁選で高市氏
<下落要因>
・急激な為替変動(円高方面)
・自民党総裁選で石破氏